ブルーミング中西株式会社
皆さんこんにちは!
ブログを担当するケースの高田です。よろしくお願いします。
先日、東京都、日本橋にあるブルーミング中西株式会社に企業訪問させていただきました!
ブルーミング中西株式会社は140年という長い歴史のある会社です。主にハンカチを販売している会社です。
今回、取締役社長である中西一様にもお話を伺うことができました。ブルーミング中西株式会社では、ハンカチの他にテーブルクロスや女性向けであるポール&ジョーとのコラボなど幅広い事業を展開されています。主に、百貨店に卸しているため、どの年代にも合うモノづくりをされていました。業界の特性としてモノづくりは、分業して作っているとおっしゃっていました。ハンカチの際は、縫う人、糸屋、農家など分業されていて、色々な人が関わって、1つの商品ができていると教えていただき、興味深い業界だと思いました。また、2009年まで人口が増加いたが、近年から減少しているため、これから日本国内の売り上げが減少する傾向だとおっしゃっていました。そのため、海外に目を向けていらっしゃるということでした。時代の流れに合わせていくことが重要であると分かりました。
人形町店のお店を見せていただきました!
犬など可愛いものからスパイダーマンとコラボしたかっこいいものまでたくさんのハンカチがありました。色々なハンカチがあり、老若男女に似合うハンカチが見つかると思いました。
今回、訪問させていただいたことをこれからの活動に生かして、よりよいものを作っていきたいと思います。
ご多忙の中、丁寧にご質問にお答えいただきありがとうございました。
ブログを担当するケースの高田です。よろしくお願いします。
先日、東京都、日本橋にあるブルーミング中西株式会社に企業訪問させていただきました!
ブルーミング中西株式会社は140年という長い歴史のある会社です。主にハンカチを販売している会社です。
今回、取締役社長である中西一様にもお話を伺うことができました。ブルーミング中西株式会社では、ハンカチの他にテーブルクロスや女性向けであるポール&ジョーとのコラボなど幅広い事業を展開されています。主に、百貨店に卸しているため、どの年代にも合うモノづくりをされていました。業界の特性としてモノづくりは、分業して作っているとおっしゃっていました。ハンカチの際は、縫う人、糸屋、農家など分業されていて、色々な人が関わって、1つの商品ができていると教えていただき、興味深い業界だと思いました。また、2009年まで人口が増加いたが、近年から減少しているため、これから日本国内の売り上げが減少する傾向だとおっしゃっていました。そのため、海外に目を向けていらっしゃるということでした。時代の流れに合わせていくことが重要であると分かりました。
人形町店のお店を見せていただきました!
犬など可愛いものからスパイダーマンとコラボしたかっこいいものまでたくさんのハンカチがありました。色々なハンカチがあり、老若男女に似合うハンカチが見つかると思いました。
今回、訪問させていただいたことをこれからの活動に生かして、よりよいものを作っていきたいと思います。
ご多忙の中、丁寧にご質問にお答えいただきありがとうございました。
8月3日 企業訪問
皆さん、こんにちは!
久しぶりの企業訪問です。
今回は東京都太田区にエレベーター用ボタン・操作盤の専用メーカーである株式会社オリエンタル工芸社に企業訪問させていただきました。
オリエンタル工芸社は1959年に創業、エレベーター用部品製造及び販売をしている会社です。エレベーターメンテナンス会社向けの補修部品事業が7割を占めています。そして、医療施設向けの抗菌ボタンや視覚障害者でも操作しやすいユニバーサルデザインボタンなど新製品開発にも積極取り組んでいます。平成4年に電球の代わりに、LEDを実用し、先を見据えた研究開発と技術革新により、大手より早いサイクルで新製品を開発できる対応力は高い評価を受けています。そして、自社で開発したボタンちゃんというマスコットキャラクターも活用しています。
近年障害を持つ人に優しい施設やモノづくりが注目され、同時に多くの人にとっても使用しやすいものとして、ユニバーサルデザインが注目されています。オリエンタル工芸社では、見やすいエレベーター押ボタンとして角形45mm、丸型は直径45mmを製作しました。さらに階数等の文字については、1mm文字が凸状になって、指で触れた時に表示内容を確認することができます。また、明るい全面発光で、視認性を高めています。公共施設や医療機関、住宅等に最適な押ボタンを製造しています。そのほかに、防水防塵対応、水の中でも光る押しボタンも製造しています。また、省スペース化に対応するため、世界でも珍しい20mmの薄さの押しボタンの開発もできました。一番印象残ったのは、オリエンタル工芸社の猫の肉球押しボタンです。肉球の触感を実現するために、素材には苦労しました。押した瞬間に、ニャーニャーの声も出ますので、可愛かったです。

現在、私は「グリーン・マネジメント・システム」について研究をしております。その目的としては、日本の製造業では、環境経営の現状と課題を考察する上に、その取引構造や環境問題への対応を検討します。大企業と中小企業の連携から中小企業の環境経営戦略を紹介することは私の論文の狙いの1つです。
近年、取引先企業が環境問題への重視がますます高まっています。オリエンタル工芸社は環境問題に様々な取り組みをしています。まず、押しボタンの設計において、抗菌素材を練り込んだ樹脂を使用して細菌の増殖を抑えています。直径45mm、明るさ抜群は特徴です。また、「優工場」認定を獲得するため、環境問題に取り組みを始めたが、受賞した後でも、環境問題に配慮し続けています。また、節水、節電にも取り込んでいます。廃棄物排出量を抑えるために、コピー用紙の両面使用、カードリッジの再使用などを取り組んでいます。杉本様本人により、緑化活動も行なっています。
私は今回の企業訪問に通じて、今回の中小企業の環境配慮問題に関することを勉強にまりました。
最後になりましたが、ご多忙中、お時間をいただきました梅田製作所の梅田 吉男様に感謝を申し上げます。
久しぶりの企業訪問です。
今回は東京都太田区にエレベーター用ボタン・操作盤の専用メーカーである株式会社オリエンタル工芸社に企業訪問させていただきました。
オリエンタル工芸社は1959年に創業、エレベーター用部品製造及び販売をしている会社です。エレベーターメンテナンス会社向けの補修部品事業が7割を占めています。そして、医療施設向けの抗菌ボタンや視覚障害者でも操作しやすいユニバーサルデザインボタンなど新製品開発にも積極取り組んでいます。平成4年に電球の代わりに、LEDを実用し、先を見据えた研究開発と技術革新により、大手より早いサイクルで新製品を開発できる対応力は高い評価を受けています。そして、自社で開発したボタンちゃんというマスコットキャラクターも活用しています。
近年障害を持つ人に優しい施設やモノづくりが注目され、同時に多くの人にとっても使用しやすいものとして、ユニバーサルデザインが注目されています。オリエンタル工芸社では、見やすいエレベーター押ボタンとして角形45mm、丸型は直径45mmを製作しました。さらに階数等の文字については、1mm文字が凸状になって、指で触れた時に表示内容を確認することができます。また、明るい全面発光で、視認性を高めています。公共施設や医療機関、住宅等に最適な押ボタンを製造しています。そのほかに、防水防塵対応、水の中でも光る押しボタンも製造しています。また、省スペース化に対応するため、世界でも珍しい20mmの薄さの押しボタンの開発もできました。一番印象残ったのは、オリエンタル工芸社の猫の肉球押しボタンです。肉球の触感を実現するために、素材には苦労しました。押した瞬間に、ニャーニャーの声も出ますので、可愛かったです。

現在、私は「グリーン・マネジメント・システム」について研究をしております。その目的としては、日本の製造業では、環境経営の現状と課題を考察する上に、その取引構造や環境問題への対応を検討します。大企業と中小企業の連携から中小企業の環境経営戦略を紹介することは私の論文の狙いの1つです。
近年、取引先企業が環境問題への重視がますます高まっています。オリエンタル工芸社は環境問題に様々な取り組みをしています。まず、押しボタンの設計において、抗菌素材を練り込んだ樹脂を使用して細菌の増殖を抑えています。直径45mm、明るさ抜群は特徴です。また、「優工場」認定を獲得するため、環境問題に取り組みを始めたが、受賞した後でも、環境問題に配慮し続けています。また、節水、節電にも取り込んでいます。廃棄物排出量を抑えるために、コピー用紙の両面使用、カードリッジの再使用などを取り組んでいます。杉本様本人により、緑化活動も行なっています。
私は今回の企業訪問に通じて、今回の中小企業の環境配慮問題に関することを勉強にまりました。
最後になりましたが、ご多忙中、お時間をいただきました梅田製作所の梅田 吉男様に感謝を申し上げます。
株式会社陣屋
皆さんこんにちは!
久しぶりの企業訪問です。
今回は、東京・新宿から小田急線で約1時間の神奈川県秦野市に老舗旅館である陣屋様に企業訪問させていただきました。

宿泊業における接客は多忙なため、顧客の情報の入出力や共有が困難であります。そこで、陣屋では自社に適した情報共有、業務効率化、蓄積したデータの分析・活用等を実現するため、クラウドプラットフォームを利用し、独自のシステム「陣屋コネクト」構築しました。スタッフにはタブレット端末を配布して、予約情報や顧客の過去の利用履歴、客室担当のコメント等を即座に共有することによって、個別のニーズに対するきめ細かな対応により、接客による顧客満足度向上を図っている企業であります。
現在、私は「日本における中小サービス企業の労働生産性を向上させる改善手法」について研究しております。その目的としては、日本の優良中小サービス企業が労働生産性を向上させている改善手法を調査・研究することで、中国の中小サービス企業への適応可能性を考察することです。加えて、中国国内における日本の中小サービス企業の多面的な理解と、日本に対する潜在的な関心を増進させ、訪日外国人の増加を図るとともに、クールジャパンを含めた日本の強みや魅力等の日本ブランド、日本的な「価値」への国際理解を増進させることも大きな狙いとなっております。
陣屋さんは、クラウドプラットフォームを利用して独自のシステムである「陣屋コネクト」を構築し、顧客の個別ニーズなどにきめ細かく対応することによって顧客満足度向上を図っていらっしゃいます。このような日本の中小サービス企業の生産性向上に向けた多大な貢献に心より敬意を表します。
今回、陣屋の取締役である宮崎 知子様お話をお伺いすることができました。

「陣屋コネクト」は初期投資を抑え、サーバーの運用を自社で行わずお任せできる、クラウドサービスであります。自社利用のために開発された陣屋コネクトは、ホスピタリティが必要とされるサービス業にも活動できるため、現在では200施設を超える旅館・ホテルが採用している。当初、陣屋コネクトでは、お客様との会話の中で発生した情報を素早く共有できるよう、タブレット端末とトランシーバーの両方を併用していました。「急ぎの情報はトランシーバーで全スタッフに音声で共有し、テキスト情報として残すものは各スタッフがバックヤードで自社のSNSに手入力で投稿していたので、効率という観点で課題がありました」と宮崎氏に話しました。
この陣屋コネクトを開発したことで確実に情報共有が進んだと宮崎氏は振り返しました。しかし、トランシーバーは何度も聞き直す無駄やノイズが大きいという使い勝手の問題があり、一方でタブレット端末も動きながらの入力が困難な上、帯の中から出し入れさせる手間など課題も多いありました。スタッフの生産性をさらに高めるためには、音声データをうまく活用し、会話の内容が音声からテキストに変換され、自動的に情報共有できるような仕掛けが必要だったと言います。当時に「これまで捨てられていたトランシーバーでのやり取りが貴重な情報として蓄積できれば、お客様の期待を超える、されなるおもてなしにつなげることができると信じていた」と宮崎氏は当時の思いを振り返します。そ言う話しで、陣屋は発話した音声も貴重な情報として活用する仕組みを拝見しました。私たちは今回の企業訪問に通じて、今回の生産性の改善手法に関する研究に繋がる多くのことを勉強になりました。
最後になりましたが、ご多忙の中、お時間をいただきました陣屋の宮崎 知子様に感謝申し上げます。
常添楽 2017,7,24
久しぶりの企業訪問です。
今回は、東京・新宿から小田急線で約1時間の神奈川県秦野市に老舗旅館である陣屋様に企業訪問させていただきました。

宿泊業における接客は多忙なため、顧客の情報の入出力や共有が困難であります。そこで、陣屋では自社に適した情報共有、業務効率化、蓄積したデータの分析・活用等を実現するため、クラウドプラットフォームを利用し、独自のシステム「陣屋コネクト」構築しました。スタッフにはタブレット端末を配布して、予約情報や顧客の過去の利用履歴、客室担当のコメント等を即座に共有することによって、個別のニーズに対するきめ細かな対応により、接客による顧客満足度向上を図っている企業であります。
現在、私は「日本における中小サービス企業の労働生産性を向上させる改善手法」について研究しております。その目的としては、日本の優良中小サービス企業が労働生産性を向上させている改善手法を調査・研究することで、中国の中小サービス企業への適応可能性を考察することです。加えて、中国国内における日本の中小サービス企業の多面的な理解と、日本に対する潜在的な関心を増進させ、訪日外国人の増加を図るとともに、クールジャパンを含めた日本の強みや魅力等の日本ブランド、日本的な「価値」への国際理解を増進させることも大きな狙いとなっております。
陣屋さんは、クラウドプラットフォームを利用して独自のシステムである「陣屋コネクト」を構築し、顧客の個別ニーズなどにきめ細かく対応することによって顧客満足度向上を図っていらっしゃいます。このような日本の中小サービス企業の生産性向上に向けた多大な貢献に心より敬意を表します。
今回、陣屋の取締役である宮崎 知子様お話をお伺いすることができました。

「陣屋コネクト」は初期投資を抑え、サーバーの運用を自社で行わずお任せできる、クラウドサービスであります。自社利用のために開発された陣屋コネクトは、ホスピタリティが必要とされるサービス業にも活動できるため、現在では200施設を超える旅館・ホテルが採用している。当初、陣屋コネクトでは、お客様との会話の中で発生した情報を素早く共有できるよう、タブレット端末とトランシーバーの両方を併用していました。「急ぎの情報はトランシーバーで全スタッフに音声で共有し、テキスト情報として残すものは各スタッフがバックヤードで自社のSNSに手入力で投稿していたので、効率という観点で課題がありました」と宮崎氏に話しました。
この陣屋コネクトを開発したことで確実に情報共有が進んだと宮崎氏は振り返しました。しかし、トランシーバーは何度も聞き直す無駄やノイズが大きいという使い勝手の問題があり、一方でタブレット端末も動きながらの入力が困難な上、帯の中から出し入れさせる手間など課題も多いありました。スタッフの生産性をさらに高めるためには、音声データをうまく活用し、会話の内容が音声からテキストに変換され、自動的に情報共有できるような仕掛けが必要だったと言います。当時に「これまで捨てられていたトランシーバーでのやり取りが貴重な情報として蓄積できれば、お客様の期待を超える、されなるおもてなしにつなげることができると信じていた」と宮崎氏は当時の思いを振り返します。そ言う話しで、陣屋は発話した音声も貴重な情報として活用する仕組みを拝見しました。私たちは今回の企業訪問に通じて、今回の生産性の改善手法に関する研究に繋がる多くのことを勉強になりました。
最後になりましたが、ご多忙の中、お時間をいただきました陣屋の宮崎 知子様に感謝申し上げます。
常添楽 2017,7,24
ホッピービバレッジ株式会社
皆さんこんにちは!!
久しぶりのケースの活動です。
今回は、赤坂にある ホッピービバレッジ様 に企業訪問させていただきました。

居酒屋の入り口ではためくホッピーのノボリは、皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
そもそもホッピーとは、どのようにして生まれたのでしょう……。
大正時代、ビールが高級品であったために、代替品としてノンアルコールビールが流行していました。しかし、質の悪い粗悪品が多く、ホッピービバレッジ(旧 秀水舎)創業者の石渡秀は本物志向のノンアルコールビールの開発に力を入れ、戦後から販売を開始し、ホッピーは大衆の支持を得るようになりました。現在では、健康志向や、レトロブーム、石渡社長のブログがメディア関係者の目に留まり、TVで紹介されるなどして、ホッピー人気が高まっています。
今回、三代目の石渡美奈社長にお話をお伺いすることができました。お気づきかもしれませんが、酒類、飲食業界では珍しい、女性社長でいらっしゃいます。
お会いして、まず最初に驚いたのは、石渡社長のパワフルさです。社長が室内に入られた瞬間から、圧倒されてしまいました
\(◎o◎)/!
当日は5つの質問に回答していただく形で進行していきました。その中から今回は3つのご回答を取り上げさせていただきます。
飲料業界では、機械設備や衛生対策に大金を要するため、自社で工場を持つ企業が減り、外部企業に委託する企業がほとんどとなってきています。そのような風潮の中、ホッピービバレッジでは、調布にある自社工場で製品を作り続けています。そこで、自社工場を持つことのメリット、デメリットを教えてくださいという質問をさせていただきました。石渡社長は尊敬される経営者の一人の「とらや」の黒川社長から、「メーカーであるならば、どんなに小さくてもいいから、工場を持ち続けなさい。そうでなければ、メーカーとしての魂が抜けてしまう。」と教えられたそうです。メーカーとしての魂とは、メーカーであることの喜びのことで、社長は、酵母が育っているときや、実行が難しいといわれていた新設備が導入出来た時などに喜びを感じることができたとおっしゃっていました。つまり自社工場があることのメリットは、社員が商品に愛着をもつようになり、それが仕事のモチベーションにつながるということです。
次に、酒類業界には女性が少ないというイメージを持っているため、「女性社長であるということで苦労したことはありますか」という質問をさせていただきました。石渡社長の回答は、「女性だからという考えをしても解決策は見つからない。自分に自信があれば、女性ということを言い訳にはしないだろう。大変な思いはいつもしているけれど、苦労したことは一度もない」とおっしゃっていました。最近も、新しく製造ラインを増設したことで、不測の事態がたびたび起こり、大変な思いをされたようなのですが、「それを苦労と思っていたら、経営者はできない」と、日々、様々な問題に直面している社長の強さを垣間見ることが出来ました。
また、私が「お忙しい」という言葉を言ってしまった時、社長が「心は亡くしてないから、ご充実だよ」と訂正されてしまいました。忙しい忙しいと言っていると自分の言葉でさらに追い込まれてしまいます。そのようにならないために、ホッピービバレッジの社内ではネガティブな発言がNGとなっているようです。苦労のお話もそうですが、社長は自分にゆるぎない自信をもって、常にポジティブな考え方をされているなと感じました。
そして、新しい取り組みとして、東洋医学の考えから何か新しい商品が生まれるかも…というお話も聞くことが出来ました。さらに、日本では、ホッピーのイメージがよくも悪くも定着してしまっていて、新しい取り組みが消費者に受け入れられないという状況にあるそうです。なので、ホッピーがまだ一般に普及していないニューヨークなどで新しい取り組みが始まるかもしれません。今後、ホッピーがどのような進化を遂げるのか、日本国内外での活躍から目が離せません。
このほかにも興味深いお話をたくさんしていただいたので、年度末発行のケースブックにまとめたいと思います。
最後になりましたが、ご多忙の中、お時間をいただきました石渡社長、5月ごろからご対応いただいていました原様に感謝申し上げます。
久しぶりのケースの活動です。
今回は、赤坂にある ホッピービバレッジ様 に企業訪問させていただきました。

居酒屋の入り口ではためくホッピーのノボリは、皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
そもそもホッピーとは、どのようにして生まれたのでしょう……。
大正時代、ビールが高級品であったために、代替品としてノンアルコールビールが流行していました。しかし、質の悪い粗悪品が多く、ホッピービバレッジ(旧 秀水舎)創業者の石渡秀は本物志向のノンアルコールビールの開発に力を入れ、戦後から販売を開始し、ホッピーは大衆の支持を得るようになりました。現在では、健康志向や、レトロブーム、石渡社長のブログがメディア関係者の目に留まり、TVで紹介されるなどして、ホッピー人気が高まっています。
今回、三代目の石渡美奈社長にお話をお伺いすることができました。お気づきかもしれませんが、酒類、飲食業界では珍しい、女性社長でいらっしゃいます。
お会いして、まず最初に驚いたのは、石渡社長のパワフルさです。社長が室内に入られた瞬間から、圧倒されてしまいました
\(◎o◎)/!
当日は5つの質問に回答していただく形で進行していきました。その中から今回は3つのご回答を取り上げさせていただきます。
飲料業界では、機械設備や衛生対策に大金を要するため、自社で工場を持つ企業が減り、外部企業に委託する企業がほとんどとなってきています。そのような風潮の中、ホッピービバレッジでは、調布にある自社工場で製品を作り続けています。そこで、自社工場を持つことのメリット、デメリットを教えてくださいという質問をさせていただきました。石渡社長は尊敬される経営者の一人の「とらや」の黒川社長から、「メーカーであるならば、どんなに小さくてもいいから、工場を持ち続けなさい。そうでなければ、メーカーとしての魂が抜けてしまう。」と教えられたそうです。メーカーとしての魂とは、メーカーであることの喜びのことで、社長は、酵母が育っているときや、実行が難しいといわれていた新設備が導入出来た時などに喜びを感じることができたとおっしゃっていました。つまり自社工場があることのメリットは、社員が商品に愛着をもつようになり、それが仕事のモチベーションにつながるということです。
次に、酒類業界には女性が少ないというイメージを持っているため、「女性社長であるということで苦労したことはありますか」という質問をさせていただきました。石渡社長の回答は、「女性だからという考えをしても解決策は見つからない。自分に自信があれば、女性ということを言い訳にはしないだろう。大変な思いはいつもしているけれど、苦労したことは一度もない」とおっしゃっていました。最近も、新しく製造ラインを増設したことで、不測の事態がたびたび起こり、大変な思いをされたようなのですが、「それを苦労と思っていたら、経営者はできない」と、日々、様々な問題に直面している社長の強さを垣間見ることが出来ました。
また、私が「お忙しい」という言葉を言ってしまった時、社長が「心は亡くしてないから、ご充実だよ」と訂正されてしまいました。忙しい忙しいと言っていると自分の言葉でさらに追い込まれてしまいます。そのようにならないために、ホッピービバレッジの社内ではネガティブな発言がNGとなっているようです。苦労のお話もそうですが、社長は自分にゆるぎない自信をもって、常にポジティブな考え方をされているなと感じました。
そして、新しい取り組みとして、東洋医学の考えから何か新しい商品が生まれるかも…というお話も聞くことが出来ました。さらに、日本では、ホッピーのイメージがよくも悪くも定着してしまっていて、新しい取り組みが消費者に受け入れられないという状況にあるそうです。なので、ホッピーがまだ一般に普及していないニューヨークなどで新しい取り組みが始まるかもしれません。今後、ホッピーがどのような進化を遂げるのか、日本国内外での活躍から目が離せません。
このほかにも興味深いお話をたくさんしていただいたので、年度末発行のケースブックにまとめたいと思います。
最後になりましたが、ご多忙の中、お時間をいただきました石渡社長、5月ごろからご対応いただいていました原様に感謝申し上げます。
企業訪問:株式会社 博水社 8月24日

皆さんこんにちは!!ケース3年の山田 満理奈です。
今回の特別号は、8月24日の企業訪問についてのレポートです('◇')ゞ
上の写真は、世界にたった1台のハイサワーボトルロケットをバックに田中社長と写真を撮らせていただきました。
2016年度、記念すべき第1回目となる企業訪問先となったのは、、、
『ハイサワー』で有名な博水社です!!
目黒区、武蔵小山駅から徒歩10分、炭酸の泡のような窓が特徴的な本社の前には、倉庫があるためか、数台のトラックが止まっていました。初めての企業訪問にドキドキしながら、社屋へ。社員の方々にご挨拶していると、いきなり田中社長が登場され、びっくり!!沢山の博水社商品が並ぶ応接室に通していただきました。
改めてご挨拶をさせていただき、名刺もいただいて、席に着くと、焼酎で割る前のノンアルのハイサワーをふるまっていただきました。
いよいよ話は本題へ。社員の方が、事前にお渡しした質問事項の回答としてスライドを作成してくださり、それに沿って田中社長から説明していただきました。
お話の中で私が一番興味を持ったことは、製造をアウトソーシングに任せることで、固定費の削減につながるというお話でした。やはり、酒類、飲料業界には夏は売れるが冬は売れないというジレンマがあります。もし、自社工場を持っていて、機械が壊れて新しく買い替えなければならなくなると、機械一個につき何億もの費用が掛かります。売上が下がっているときにこのような莫大な費用がかかってしまうと、社員の給料を支払うことができなくなる可能性があります。また、自社工場を持つということは多くの専門的な知識を持つ従業員が必要となります。ほかにも、HACCPと呼ばれる衛生管理法があり、その基準を満たす設備を整えることや、品質の面でクレームがあった場合など、中小企業では費用を補うことが困難になります。このようなことを踏まえると、酒類大手4社以外の企業が自社工場を持つというのは得策とは言えません。なので、博水社ではジャパンフーズ株式会社に製造を委託し、自社では一部原材料の調達と、販売に力を注いでいるのです。
また、お話の中で意外だなと感じたのが、ターゲットについてです。ハイサワーは、甘いお酒に飽きた大人の割材というイメージが強かったのですが、ハイサワーを作った当時の主要客層であった年代の人々は徐々に飲酒量が減っており、現在では、安い大衆居酒屋などで若者が飲む機会が増えているそうです。そこで、若い人たちに向けたイベントや宣伝に力を入れていて、若者向けの、持ち込みOK、すべてセルフで飲み放題を行っている居酒屋やDJイベントでもハイサワーが提供されています。
また、東京オリンピックなども見据えていて、田中社長は広い視野を持って経営をされているな。という印象を受けました。
このほかにも3時間近く興味深いお話を聞かせていただきましたので、伝えたいことは山ほどあるのですが、それは年度末発行のcaseブックにきっちりまとめたいと思います。
最後に、大変お忙しい中、企業訪問にご協力いただいた田中秀子社長はじめ、博水社社員の皆様に感謝申し上げます。
