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【日経ビジネス】ニトリ、銀座へ 始まった都市争奪戦

お久しぶりです!
先日のゼミナールに遅刻をしてしまいました4年の飯高寿樹です。
遅刻をしてしまったのにもかかわらず盛大な拍手でお出迎えしていただき、勉強する機会を頂けるFTアントレゼミがますます好きになりました。

以後、余裕を持って行動したいと思います。

さて、本日は、「お、ねだん以上。ニトリ」でお馴染み!
家具チェーン最大手のニトリホールディングについて日経ビジネスの記事を中心に感想を書かせていただきます。




ニトリでは製造物流小売業という独自のビジネスモデルで商品の企画からお客様へ商品が届くまであらゆる過程をニトリグループ全体でプロデュースしている。

家具を一般消費者に売るイメージが強いニトリだが、「ニトリモール」のようなディベロッパー事業やコーディネート事業、法人事業なども行う。



そのニトリが銀座に出店するということで今、注目を集めている。
郊外で成長してきたニトリにとって大きな挑戦である。

出店するプランタン銀座の利用者は20~30代の女性だ。しかし、ニトリの主要顧客は男性を中心としたファミリー層である。



しかし銀座にこだわる理由は!!!
買いに行きたいのに近くに店がないという消費者の声である。
現在、オンラインショッピングの需要が高まり、「消費者に来てもらう」のではなく、
「自ら近づく」
ことをしなければ勝ち残れない時代だと考えた。


今回の計画では出店して上手くいかなければ閉じればよいと割り切った考えのようだ。

また、ニトリではデコホームという新店舗がある。

なぜこのような新店舗が誕生したのか?

理由は都心攻略するには売り場面積の確保が難しい。
そこで生活雑貨を中心に集めたデコホームが誕生した。

私がよく買い物で利用する池袋のサンシャインシティにもデコホームが出店している。
デコホームの前のテナントはユニクロだった。
しかし、サンシャインシティ横に三井不動産商業マネジメントが運営する池袋グローブに5階建てのユニクロが誕生した。
そのため、サンシャインシティからユニクロが撤退したのだろう。
しかし、その空室にニトリが出店するということを耳にした時、私は衝撃を受けた。
閉店ラッシュの多い現代でも都心に出店したい企業も多く存在するということが理解できた。


ニトリが都心を攻めるのには6つの理由がある

① 都心への人口流出
人口の減少や過疎化が進む地方に対して、都心では人口流出が続く。

② 脱デフレの兆し
物価、賃金が上がると高価格帯の商品が売れる。
そのため、出店コストが高い都心でも利益が出る。

③ 訪日外国人の急増
都心は訪日客が多くビジネスチャンスが広がる。

④ 地方に比べて所得水準が高い
東京は世帯収入が高く、家計の消費学も高い。
全国と東京で比較すると1.5倍である。

⑤ 人口密度が高い
人口密度が高いため、商圏が小さくてもビジネスになる。

⑥ 車の保有率が低い
車を持たない消費者が多く、日常の買い物は近場で済ませる人が多い。
そんな私も車を持っていない。

10年先の変化を読み、常に業態を乗り換えていかなければ時代に取り残されることがこの資料から読み取れる。

ニトリHDのニ似鳥社長は「マイナスのことばかり考えると、そこから衰退が始まる。明るくポジティブに考えろ」と語る。



都心を制す+高齢者を制す=日本の未来を制す



この記事を読み、企業は試行錯誤を繰り返し、消費者の見えないところで多くの挑戦をしていることを学んだ。
安定こそリスクであり、危険な挑戦を行い、枠を自ら超えて行かなければ常識は変えられない。
私が以前、研究していたスカイマークも同じことが言える。
国際線の高品質低価格を実現するため、大きな挑戦をした。

銀座、八重洲、渋谷と大規模な再開発が多いなかで2020年に都心はどんな街に変化しているのか注目したい。
欲を言えば再開発のアーバン物件に携り、街に馴染んだ新たな文化を創りたいと考えている。

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