有機ELについて
有機ELという言葉をあまり聞かなかったので、こんなに詳しく書いてある記事を初めて見ました。個人的な意見としてはここ最近、液晶の商品ばかりでテレビや携帯の画面もすごくきれいだったので有機ELがというものに興味がありませんでした。そもそもここまで発展してると思ってもいませんでした。まず有機ELとは発光を伴う物理現象であり、その現象を利用した有機発光ダイオードや発光ポリマーとも呼ばれる製品一般も指す。これらの発光素子は発光層が有機化合物から成る発光ダイオード(LED)を構成している。陰極および陽極に電圧をかけることにより各々から電子と正孔を注入する。注入された電子と正孔がそれぞれの電子輸送層・正孔輸送層を通過し、発光層で結合する。結合によるエネルギーで発光層の発光材料が励起され、その励起状態から再び基底状態に戻る際に光を発生する。励起状態からそのまま基底状態に戻る発光が蛍光である。陰極にはアルミニウムや銀・マグネシウム合金、カルシウム等の金属薄膜を、陽極には酸化インジウムスズ酸化と呼ばれる酸化インジウム錫などの透明な金属薄膜を使う。発生した光は反射面で反射され、透明電極と基板(ガラス板やプラスチック板など)を透過する。有機ELは自発光できる。液晶と全体的に比べてみても省エネ・薄型化・大画面化・視覚角どれをとっても有機ELの方が優れています。優れてる機能を早速使おうとしたのがAppleであった。AppleがだしているiPhoneの画面に取り入れようとしている。その新商品を2018年に出そうとしてる。そして韓国・中国・台湾の企業も力をいれている。韓国はサムスン・LG、台湾はホンハイ、中国はBOE・天馬微電子・CSOT、日本はジャパンディスプレイが有名である。その中でも強いのが韓国の2社である。2016年に8兆ウォン(約7200億円)程度を投じて有機ELパネルの生産設備を拡充する。スマートフォン(スマホ)用パネルに換算すると2億数千万枚分で現状より5割超増える。米アップルや中国メーカーへの供給体制を整えてきている。有機ELを研究する日本の大学を訪問することが頻繁にある。2007年から小型有機ELパネルを量産しているサムスンディスプレーは、2009年から発売する自社(サムスン電子)のスマートフォンに有機ELパネルを採用してきた。当初から有機ELと大々的に打ち出して液晶との違いをアピールし、昨年発売した「ギャラクシーS6」では有機ELの特徴を生かし、本体の両縁を覆う曲面ディスプレーを初めて採用して使っていた。そしていますごく脅威になっているのが台湾の企業ホンハイと日本の企業SHARPである。4月2日SHARPがホンハイの傘下にはいることが決定した。互いの長所をうまく生かせれば、中韓勢にも対抗できると分析されている。ホンハイ自慢の生産力と資金力にSHARPの技術力を掛け合わせることで、中韓勢と対抗していく。そうしたら人員削減や調達網の見直しが必須になってくると考えている。SHARPを持ち上げるためである。という事からして日台連合の誕生は脅威と映された。そして日本は脇役になっている。かつてソニーやパナソニックなどはスマホやテレビのメーカーとして、世界中で高いブランド力を誇っていた。デジタル製品の価格下落に耐えられず、日本の大半は自ら主役の座をあきらめ表舞台から降りてしまった。有機ELは今後冷蔵庫や自動車などにも使われていく時代がくると思われる。なので目の前に巨大な市場が広がろうとしているのに、日本企業は脇役のままでいいのか。このままだと日本の電気産業は一向に復活しない。復活のみちを自ら閉ざすことになっていってる。日本の企業もジャパンディスプレイは液晶にこだわっていくと言っていたがもっと新市場に手を出していくべきである。