企業訪問:株式会社 博水社 8月24日

皆さんこんにちは!!ケース3年の山田 満理奈です。
今回の特別号は、8月24日の企業訪問についてのレポートです('◇')ゞ
上の写真は、世界にたった1台のハイサワーボトルロケットをバックに田中社長と写真を撮らせていただきました。
2016年度、記念すべき第1回目となる企業訪問先となったのは、、、
『ハイサワー』で有名な博水社です!!
目黒区、武蔵小山駅から徒歩10分、炭酸の泡のような窓が特徴的な本社の前には、倉庫があるためか、数台のトラックが止まっていました。初めての企業訪問にドキドキしながら、社屋へ。社員の方々にご挨拶していると、いきなり田中社長が登場され、びっくり!!沢山の博水社商品が並ぶ応接室に通していただきました。
改めてご挨拶をさせていただき、名刺もいただいて、席に着くと、焼酎で割る前のノンアルのハイサワーをふるまっていただきました。
いよいよ話は本題へ。社員の方が、事前にお渡しした質問事項の回答としてスライドを作成してくださり、それに沿って田中社長から説明していただきました。
お話の中で私が一番興味を持ったことは、製造をアウトソーシングに任せることで、固定費の削減につながるというお話でした。やはり、酒類、飲料業界には夏は売れるが冬は売れないというジレンマがあります。もし、自社工場を持っていて、機械が壊れて新しく買い替えなければならなくなると、機械一個につき何億もの費用が掛かります。売上が下がっているときにこのような莫大な費用がかかってしまうと、社員の給料を支払うことができなくなる可能性があります。また、自社工場を持つということは多くの専門的な知識を持つ従業員が必要となります。ほかにも、HACCPと呼ばれる衛生管理法があり、その基準を満たす設備を整えることや、品質の面でクレームがあった場合など、中小企業では費用を補うことが困難になります。このようなことを踏まえると、酒類大手4社以外の企業が自社工場を持つというのは得策とは言えません。なので、博水社ではジャパンフーズ株式会社に製造を委託し、自社では一部原材料の調達と、販売に力を注いでいるのです。
また、お話の中で意外だなと感じたのが、ターゲットについてです。ハイサワーは、甘いお酒に飽きた大人の割材というイメージが強かったのですが、ハイサワーを作った当時の主要客層であった年代の人々は徐々に飲酒量が減っており、現在では、安い大衆居酒屋などで若者が飲む機会が増えているそうです。そこで、若い人たちに向けたイベントや宣伝に力を入れていて、若者向けの、持ち込みOK、すべてセルフで飲み放題を行っている居酒屋やDJイベントでもハイサワーが提供されています。
また、東京オリンピックなども見据えていて、田中社長は広い視野を持って経営をされているな。という印象を受けました。
このほかにも3時間近く興味深いお話を聞かせていただきましたので、伝えたいことは山ほどあるのですが、それは年度末発行のcaseブックにきっちりまとめたいと思います。
最後に、大変お忙しい中、企業訪問にご協力いただいた田中秀子社長はじめ、博水社社員の皆様に感謝申し上げます。
