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日経ビジネスを読んで

日系ビジネス もう失敗させないオープンイノベーションを読んだ。

私が最初に読んだのは「PART1タイプ別、実践例 その狙いと成果は」という記事だ。オープンイノベーションには3つのタイプがあるが、私はインバウンド型に注目した。

 インバウンド型と呼ばれる外部からのアイディアや技術を取り込むものの例としてサッポロの「ホッピンガレージ」が紹介されていた。これはサッポロビールと、食に関するアプリやイベントを手掛けるスタートアップのキッチハイク(東京・台東)が開催した、新しいクラフトビールをお披露目するパーティーである。この記事の主役はあんこをテーマにしたビール。製造したのはサッポロだが、開発を主導した「Renさん」はサッポロの社員ではない。広告代理店で働く一般の消費者だ。サッポロは取り組みを18年10月に始め、オリジナルのビールをつくりたい消費者をウェブサイトで募集し、集まった案の中から発案者とサッポロの担当者が一緒に開発を進めるというものだった。月に1種類のクラフトビールを中瓶で40本だけ製造し、既に10種類のビールが誕生。今年9月には一部のビールを一般販売する予定だという。私は無知なので、消費者のアイデアや意見を取り入れて新商品を生み出すこの取り組みがオープンイノベーションの典型例だということをここではじめて知ったが、とても面白いと思った。大企業が消費者を巻き込んで、こんなに大胆に商品開発をしているのにも驚いたが、もしかしたら、自分の理想だけが詰まった夢のビールを自分とサッポロが共に作り上げられる、という点では大人になっても心がわくわくするだろう。理想が現実になる感覚はそう体験できることではない。ほかの企業でもこのオープンイノベーションをやってみたら面白いのではないだろうか。

 次に「PART2 失敗させないオープンイノベーションのポイントたは」を読んだ。スポーツウエアのゴールドウインがスパイバーという山形県鶴岡市に本社を置く、世界初の合成クモ糸繊維「QMONOS」の量産化に成功したことで有名な繊維企業と共同開発しあるTシャツを生み出した。これは人工たんぱく質でできた新たな繊維が使われており、微生物によって分解できる素材で、化石燃料を使って作る化学繊維に比べて環境への負荷を低減できるというものだ。共同開発に着手したのは2015年で、鉄よりも強靭とされるクモの糸を模倣した新素材を開発したスパイバーに、ゴールドウインが目を付けた。スパイバーはこの頃、この新素材の主成分となるたんぱく質を量産する技術を確立しており、「これなら工業化も近い」、そう判断したゴールドウインは15年9月に30億円をスパイバーに出資し共同開発がスタートした。だが、スパイバーは第1世代の開発品が実用化できないいうことが開始早々に分かった。この時点でクモの糸の発想は捨て、アパレル用として使える伸縮性に優れる新素材開発に取り組んだというが、クモの糸の発想がウリのスパイバーがすぐにその発想を捨てたのが以外だった。クモの糸の持つ「超収縮性」と呼ばれる特性が水に濡れると大幅に収縮してしまうという致命的な特性があるとはいえ、諦めるといっては失礼だがその切り替えの速さ、判断力には驚いたし決断力もすごいと思った。

 また、16年3月期の連結営業利益が31億円だったゴールドウインにとっては、30億円の出資は決して安くないといえる。失敗すれば、大切な資金をどぶに捨てることになるのに共同開発へ踏み切ったのも大胆なチャレンジャー精神は面白いと思った。上場企業である同社にとって、簡単に諦められないという事情はもちろんあるだろう。

 スパイバーは開発を進める中で、ゴールドウインに人工たんぱく質の構造や特性などのデータをその都度、提供し、次に取り組むべき課題やテーマを設定していったという。16年からはゴールドウインの社員をスパイバーに出向させるなどして連携を強化した。ゴールデンウィンの理事長自身が、テレビ会議を含めて月に2回は議論したという。コミュニケーションの密度を高めることで、強固な信頼関係をより強固にしていったそうだ。これがオープンイノベーションを成功させる最初のポイントであり最も重要なポイントになったのだと思った。この信頼関係がなければ両社とも全力を尽くせなかっただろうし、このTシャツも開発できなかっただろう。

 オープンイノベーションにはその会社にあったものを選ぶべきであるし、その会社にあったやり方があるのだろうと思った。私は、この日系ビジネスを読むまでオープンイノベーションにどのようなものがあり、企業が実際にどのオープンイノベーションを行っているのか、まったく知らなかった。この記事を読んだからといってすべてが理解できたわけではないが、少しは理解できたと思うし、以前より企業の事業に対するやり方についてきょうみが沸いた。きっと、他にもたくさんあるのだろう。私は無知であるからたくさん学んでゆきたい。


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