10/15株式会社ボールドインターン報告
こんにちは、プラン2”ITリーダー”(皆が忘れた頃にアピール)(PC弱者) の浜田です。今回私は6時間のワンデイインターンの参加をしてきました。インターンのことに関してブログを書くことを約束し授業を休ませていただきました。今回のインターンはぶっちゃけ、とんでもないくらい勉強になりました。三部構成のインターンで、私は興味のない話はすぐ集中が切れてしまうのですが飽きることなく、一部始終すべての話しを楽しみ、聞くことが出来ました。以下から構成順に段落分けをして記していきます。
最初はアイスブレイクで少し関係ない会話を交わし相互で自己紹介を終えた後、日本企業のポジショニングマップを十字線グラフ(縦軸は規模の大小、横軸は文化で、左が歴史・安定右が成長や挑戦)を用いて作り、大手、中小、メガベンチャー、ベンチャーをはっきりわかりやすい分布をつくりました。その後、日本を代表する大手を順番に言っていき、次に日本を代表するメガベンチャーをグラフに書きました。次に起業の社長がサラリーマンか起業家で、企業思想が分かれてくる話をしていて、そのロジックはかなりわかりやすく単純であることがわかりました。3大メガメガベンチャーや4大メガベンチャーなどの話をされた後、三菱商事に関する話をされていました。話の概要としては三菱商事の生い立ちやローソン買収の経緯や買収の見方などでした。そのあとはユニクロ(元呉服屋)・ソフトバンク(元ソフトウェア会社)の会社の形態を似たような進みで見ていきました。次に各分布の全容の説明が始まりました。大手はベンチャーのような大きな挑戦をしない。確かに挑戦はしているし、いろいろな取り組みもみられるが、その挑戦とはものすごい小さく、狭い。何故なら大手の社長というのはサラリーマンだから。任期が四年そこらで終わってしまうので四年先を見越した企業しか見れないということ。さらに無理を言って長期かかる挑戦を会議で通したとしても四年の任期を過ぎその次の次くらいで結果が見えたとする。結果が成功なら褒められるのはその成功した時の社長。失敗したときに責められるのは提案した時の社長。割に合わないし、個人でリスクのかかる挑戦をやるわけがない、ゆえに大手の挑戦は幅が狭くやることは小さい。と言っていてものすごい納得し理解しました。その後、富士フィルムがフィルムでバカ売れしたけどデジカメが発売して以来致命的なダメージを受けたが、様々な模索をして手を出したのが、化粧品・医薬品に手を出しまして通販を始めたところ大ヒットし、さらに数年後、今まで日本一位のシェアと技術力を目指してきたがどうしても勝てなかったシャープが液晶テレビで日本通り越して世界一位のシェアと技術を獲得しました。そこまではよかったものの、シャープは翌年の資金の9割を液晶テレビにつぎ込み四年後サムスンに技術力を追いつかれ、さらに値段を半額で売られ世界市場はボロボロとなり、数年後に日本でも技術力がおいつかれ資金がすべてボロボロになってしまった。さらにそんなときに台湾の企業に代われ、外国人に経営権が行ってしまった。外国人経営者に経営権を握られると終わりだとの話をされてました。中小は上の大手がこんな末路だったり現状なら、中小はもっとひどいに違いないと思ってたら案の定でした。ですがその中でも株式会社長大のような日本にしか作れない最高峰の特許技術を持っている企業もあると言われ、中小で40年持てば優良だと聞きました。メガベンチャーの説明ではこの四枠ある中で一番出世できないとされていて、出世ができない理由を知り合いの子の実体験を交えながら語っていただきました。その方はメガベンチャーに入って最初にしてはかなり面白い楽天セールの企画などの諸々の担当で4回連続動員数が前回比率100%越え、後の一回も99.8%だったのに、給料も役職も上がらない。どう頑張っても頑張りが評価されるまでに至らない。その理由は単純に母数が半端なく多いから。誰かひとり何かのイベントで良い業績が残せたならそれに携わった何百人も一緒に同じ評価になる。母数が多いことによって全然評価されないのがメガベンチャーである。最後にメガベンチャーは10年持つ会社なんて100社あったらせいぜい3社、さらにその中でもベンチャーでやっていったけどここから成長の見込みがなくなると中小に逃げる会社もある、ベンチャーが本物のメガベンチャーになるのは本当にかなりの確率低い話だと言っていました。ベンチャーが100億以上行くか行かないかは社長の熱意と頑張りを下にどれだけ同じ熱量とやる気を伝えられるか、ここがまず大前提として必要になってくるが、ベンチャーを起業する人たちの創設理由なんて試したいアイデアを打ち出したい人か、上に立たれるのが嫌な人かの二択。この二択に人材育成ができる人間がそもそもいるのかという話。やはり、そういった人間に人材育成が大切であるということがわかり、その基盤は身近でも実践練習できるなと思いました。
休憩後の第二構成目、最初はどこからどこに動く企業に就きたいかを聞いていろいろ面白い突込みを入れつつ話されていました。僕はベンチャーからメガベンチャーに動くところに行きたいと思いました。そのあとは、マネジメントの話をしていて10人を上げてノルマ100を与えたときの様々な動向を見てだれが一番優秀か上に立った方がいいかを決め、2年目は一番優秀な人を部長にあげて動向を見る。そのあとも動向をうかがい4年目までで、一番上に立つべき存在は必ずしも売り上げがトップの人間ではないということを教えてもらいました。確かに、マネジメントは社会人のほとんどで使う能力でほとんどの社会人人生で模索し詰めていく「仕事」だと思いました。大手は優秀な人材を質の高い研修制度、質の高い上司、10年にわたる経験、を通してやっとまとめる立場に同期も含め続々していく。俗にいう課長円柱を作っていく。そうなるとまとめなければならない人たちは必ず年下だし、同じ役職の動機もいるからモチベーションも下がりにくい、故にコケにくいのが大手の最大のメリットであると聞いたときに、私は10年という時間どれだけ頑張ろうが評価されんのは10年後か…と思い、やっぱりベンチャーに行って高速で成り上がってマネジメントをいかに効率よくマスターし、会社の仕組みを理解し起業するのが面白いかなと思いました。キャリアアップそうするためにどうすればいいか、聞いたところ孫さんがホワイトボードに書いたことで有名になった「成果=能力×時間」でした。そしてこの図は若いうち限定ですが「成果=能力×(時間)2」となるらしいです。社会人になったら死ぬほど働いてやろうと思ってましたが、俄然やる気が出てきました。これまでの説明を聞いてベンチャーに行きたいのは変わりませんでしたがメガベンチャーへの動きはそこまで強い意志を持って動いてほしいかといわれるとそうでもない気がしてきました。
最後は仕事術です。最初の走り出しは福井取締役の過去に行った株式会社レインズインターナショナルのM&Aの話から始まりました。最初福井取締役は最初全国全店舗の牛角で使われた費用をデータに移して経理に飛ばす仕事をやっている社員から、電話代をデータに移す仕事を分けてもらったそうです。仕事は1500枚の紙の電話料金の請求書からデータを起こし明後日の朝までに経理に提出。これを普通の人は、課長はこの仕事に関して自分が求められているのは納期を守ってミスなく仕事をこなすことを目指します。当然課長もその通り、納期を守ってミスなくこなしてくれることを期待しています。だからその期待通りこなす。それがサラリーマンの思考。ここで福井さんのしたことは、ミスなくデータに移した、だけでなくその後、その紙(電話代元本)を預かり、一か月かけてどこがどのようにどれくらい電話代がかかっているのかをすべてデータに書き込んで、電話代の削減に臨みました。どうやって削減するのかというフェーズに移り模索してみると模索してみることにしたところいくつかの案が思いつきました。その案を思いつけた方法は自分の周りにいる、優秀な人間を二人頭の中で用意し、その人だったらどのように問題解決をするのかをその人の気持ちになって考える。例えば福井さんだった場合は孫さんだったそうです。因みに孫さんだったら、電話会社買収するだろうな(笑)といった感じで考えていたそうです。福井さんはソフトバンク含む、電話会社3社に連絡し、価格競争を始めさせ、結果年間で2千万電話代の削減に成功しました。そこまで言ったらその社員に課長にこの提案書を提出させる、そのあとも他の仕事をもらい問題解決の提案書と一緒に社員に課長へ提出させる。これを繰り返していくうちに、あれもこれも提案書にすべて福井がかかわっていると噂が立ち偉い人が福井さんに話があると呼び出されたそうです。そこで言われた話が、簡略化すると、電話代が下げれたならうちの会社の株価を上げることも会社はできるのか?という質問に福井さんはでいるんじゃないですか程度で答えたそうで、次の日会社に行ったら部署移動の話が出たからこの部署に行ってくれと言われとばされた部署が会社の株価に大きくかかわるような部署だったそうです。すぐに社長のところに行って株なんて全く知識のないことを伝えると社長は、株に関してわかってるやつらがこの有様なら、福井に任せた方がいいと言ったらしいです。その後福井さんは株のことに関して死ぬほど勉強し、数日後に社長に呼び出され近況を聞かれたとき、社長にこの会社の株価の時価総額がもともと200億円の上場企業だったのが今は100億になっていて今後時価総額を500億にまで最低でもあげないと話にもならないことがわかりましたと伝えると、社長がなぜだと聞いて、長期の10年20年の株価係数を積むには世界の優良投資家に出資してもらわないといけないが世界の優良投資家は資産が3兆円くらいあって一人のファンドマネージャーが運用していて1億が2億になるような話だと話にもならなく、最低でも50億が80億になる話くらいじゃないと乗ってこないと、だが今の現状50億はさすがにうちの会社はだせない。最低でも500億の時価総額にしないといけない。500億にすれば10%は発行してもいいルールがあるらしく50億あれば牛角・温野菜・土間土間に次ぐスーパー業態を新たに作るなり買うなりができるよと。社長は目を輝かせいいねそれと言っていたそうです。500億にいくためにどうすればいいの?となったときに世界の投資家が買わないと500億いかないパラドックスが起こってる状況を打破するために、買わないって言ってる投資家に押しかけて買うっていうまで説得するという形を取りたいといったところ、苦笑されて2可決の運用期間をもらいその期間で全力で押しかけまくったところ7か月で50億達成できたそうです。そして一つの絶望的な問題を乗り越えたところで社長がコンビニかいたくね?と福井さんに行ってコンビニのM&Aが始まったそうです。はじめは120億しかなく、こんなと金でコンビニなんか買えるわけないだろと門前払いだったが、ありとあらゆる手を使い、AM/PM の社長と財務と話をしてフランチャイズ1店舗くれたらしく、そこの経営も日販45万を日販95万をキープしてそれを気に入ってくれたAM/PMの社長がじゃあいいよ売るよと言ってくれ、さらにレインズ気に入ったから30億まけるよといって結局300億から270億で売ってくれるようになり、お金を工面しM&Aが成功したという話を聞きました。ここで大切なのはここまで成功したのはIQでも、学歴でもなく、ただ電話代を下げただけ。ここから始まったことが重要で、この世はルーティーン作業とクリエイティブ作業の存在比率が999:1の対比で、これだけ少ないクリエイティブ作業が他と変わらないことをやっている部下に回ってくるわけがない。だが、皆が同じようにやっている。ルーティーン作業はクリエイティブ作業と違い、みんなルーティーンで終わらす。だからこそ本気で考え問題定義、提案ができれば全勝し注目が集まる。すると少ないクリエイティブ作業が回ってくる。ルーティン作業に潜む慢性的問題を見つけることは仕事術においてとても大切で、チャンスだと思って仕事を喜べなければやはり、出世はしないんだろうなと思いました。
今回のインターンでは企業のポジショニングマップから仕事術までかなり興味深く面白いインターンでした。六時間もある中でちょっとでも睡魔や疲れを感じることもなくとても楽しく受けられました。他人のモチベーションを上げたまま誰一人集中力を欠くことなく、意欲的に取り組めてて意識の高いとても生産的な時間を過ごさせることのできるのも、マネジメント力だと思いとても関心しました。これからは、私もマネジメント力を身近なところで鍛え、物事への問題定義、批判的検討法などもしっかり身につけ、自分のキャリアアップにつなげていこうと思います。